STEP.029 外壁からも見れる耐震性
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強いコンクリートも長らく雨風を受けると劣化してくるので、多少のひび割れは致しかたないものです。ただし、幅0.5m以上のひび割れが天井や屋根などいたる所にあるのはメンテナンスを怠っている証なので注意してチェックするべきでしょう。ひび割れを放置しておくとコンクリート内の水酸化カルシウムが空気中の二酸化酸素に触れ、炭酸カルシウムに変化、つまりコンクリートがアルカリ性から中性へと変わってしまいます。この中性化が進むとコンクリート中の鉄筋のサビを防ぎきれず、結果として建物が弱まってきます。これは外観からも一目で分かり、外壁が白っぽくなっていれば中性化が進んでいる証拠です。勿論、ひび割れ部分から雨が入れば鉄筋が錆びつく原因にもなります。
コンクリートが鉄を覆っている部分を「かぶり」と呼びますが、このかぶりの厚さが厚いほど、中性化を防ぐことができるので、マンション購入時には建設図書で建物の各場所のかぶりをチェックしましょう。かぶりが最も薄い部分から、設計段階のかぶりの厚さが10㎜以上プラスであれば安心です。通常、中性化は1年で1mm進むといわれているので、かぶりの厚さに10㎜の差がある建物は、耐用年数にも10年の開きがあるといえます。
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